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養成講座紹介

8月6日セミナー(3)-1 講演「岡山県の国際貢献施策について」

岡山県企画振興部国際課主幹 小野 英明 氏

 岡山県では平成16年4月に、都道府県レベルでは全国初となる「岡山県国際貢献活動の推進に関する条例」が施行されました。国際貢献先進県おかやまの実現を宣言し、国際貢献活動の推進を広く呼びかけるもので、とりわけ国際貢献活動の裾野を広げることが重視されています。NGO等の専門的な活動の活性化はもとより、県民の皆さんに国際貢献活動について理解頂き、自主的に参加して頂くことがこの条例のねらいです。もうひとつのキーワードは協働です。行政が旗を振るだけではなく、県民と進むべき方向を共有し、連携の上全体として国際貢献活動を推進することがこの条例の基本なのです。

 条例では国際貢献活動を、技術支援活動、自立支援活動、国際救援活動、人材の育成の4つに分類しています。技術支援活動は、技術移転等を目的とする活動で、県や市町村が行う技術指導員の受入れ、青年海外協力隊の派遣等があります。自立支援活動は、主にNGOの活動として行われる生活環境の整備等です。それから自然災害の被災者等の救援を目的とする国際救援活動、そしてこれらの活動を担う人材の育成を目的とする活動です。ただこれに当てはまらないから国際貢献活動ではないということではありません。

 条例では参加促進、人材育成、国際貢献活動の展開、非政府貢献活動の支援の4つの分野で基本政策がまとめられています。県はこれに基づき、それぞれの分野で事業を展開しています。例えば10月を国際貢献月間として、各種講座等を集中的に行い、県民の理解を深め、参加する機会を提供しています。人材育成では、当講座や新見市が設置した公設国際貢献大学校と連携して国際救援活動要員養成講座などを行っています。国際貢献活動の展開については、国際貢献ローカル・トゥ・ローカル技術移転事業を行っています。例えば岡山というローカルと、カンボジアのシェムリアップのローカルを結んだ技術移転という様に、NGOの提案に基づいて研修員を受入れたり、研修等を行う事業です。それから岡山空港内に設けた救援物資備蓄センターで、NGOの国際救援活動を支援する為に救援物資を備蓄しており、県民の方からも多くの寄付を頂いています。非政府貢献活動の支援については、県内NGOの交流と連携を促進するために、NGOが会議等を開く場として交流プラザを整備し、NGOが他のNGOと連携して講演会等の事業を行う場合には、一定額の助成も行っております。

 国際貢献は視野を広げ、地域や個人の能力を引き出す契機にもなり、社会参加を通じて自己実現を図ることにも繋がります。皆さんの能力を大いに活用して頂き、それが開発途上国の方々にも役立つことを推進するためにこの条例は設けられました。岡山県は今後とも国際貢献活動の主役である県民の皆さんと協働の輪を広げて、皆さんとともに国際貢献活動を推進していきたいと考えておりますので、ご理解とご協力を頂ければと思います。


国際貢献ボランティア活動入門講座
岡山県企画振興部国際課